授業科目 看護のプロセス(看るちからⅡ) 科目コード 30190
科目責任者 冨田 浩美
1単位
講義
30時間
1学年 後期 専門分野
[授業概要]
基礎看護学で学んだ知識、技術を基に対象の健康に関心を寄せて対象の健康に対する問題を
判断、解決するために理論的知識を用いて問題解決のプロセスとその技法を学修する。
[学習目標]
1.看護実践における看護過程の意義や目的を述べることができる。
2.対象理解のための系統的な情報収集・整理分類・根拠に基づいたアセスメントができる。
3.対象の生活行動と健康状態とのつながり、および関連性を統合して全体像を描き、看護問題を明確に記述し優先順位の決定ができる。
4. 対象に応じた目標を設定し、アセスメントに基づいた計画を立案することができる。
5. 実施評価して事例展開を通じて記述できる。
6. 評価の観点が述べることができる
クラス 回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
A 1 10 28 4 【講義・演習】
1.看護を考えるプロセス
1)なぜ看護を考えるのか
2)看護を考えるプロセスには、どのような方法があるのか。
事前学習
教科書「何がなぜ看護の情報なのか」を読み込んでから臨むこと
専任教員
冨田浩美
A 2 11 4 2 【講義・演習】
2.看護過程とは
1)看護過程の構成要素
3.アセスメント①
事例A
1)情報収集・情報の整理分類
事前学習
事例Aの解剖・病態・治療
その他、関連する教科書を事前学習すること
事後学習
事例Aの情報の整理
A 3 11 12 2 【講義・演習】
3.アセスメント②
2)情報の解釈・分析
データーから情報への変換
3)情報の解釈・分析(原因・誘因・強み・なりゆきの分析)
事前学習
事例Aの情報の解釈・分析
A 4 11 19 1 【講義・演習】
3.アセスメント③
4)情報の解釈・分析
看護問題の明確化
(1)健康上の問題と看護問題
(2)協働問題と共同問題
A 5 11 19 2 【講義・演習】
3.アセスメント④
5)関連図(病態関連図と情報関連図)
事前学習
事例Aの関連図
A 6 11 26 2 【講義・演習】
4.看護問題の明確化①
1)生活に影響を及ぼす因子
事前学習
事例Aの看護問題
A 7 12 3 1 【講義・演習】
4.看護問題の明確化②
2)看護問題の優先順位
事前学習
事例Aの看護問題の優先順位
A 8 12 3 2 【講義・演習】
5.看護計画①
1)看護計画:期待される2)結果の明確化
具体的な援助計画
(O-p T-p E-p)
事前学習
事例Aの援助計画
A 9 12 10 3 【講義・演習】
5.看護計画②
3)看護計画:援助計画の立案
 (1)実施前の確認・判断
 (2)問題志向型システムと経過記録
A 10 12 10 4 【講義・演習】
5.看護計画③
4)実施:実施後の記録
5)評価・到達度の判定
6)到達度に影響を与える 要因
7)看護計画の継続修正終了
事前学習
事例Aの実施後記録
A 11 12 13 2 【講義・演習】
6.事例B
アセスメント①
情報収集・情報の整理分類
専任教員
武田晴美
A 12 12 16 3 【演習】
6.事例B
アセスメント②
情報収集:解釈分析
A 13 12 16 4
【演習】
6.事例B
アセスメント③
看護問題の明確化
A 14 12 18 1
【演習】
6.事例B
アセスメント④
看護問題の明確化:関連図他
A 15 12 19 4 【演習】
6.事例B
看護計画の立案

クラス 回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
A 1 1 【講義・演習】
1.看護過程とは
1)看護における対象理解、対象のみかた、捉え方(対象把握の枠組み)
2)健康障害のあらわれ
3)看護理論を活用する(目的論・方法論・対象論)
小林 幸江


[評価方法]
ルーブリック評価、演習・課題評価
[履修上の注意]
「書き方」にこだわるのではなく、「なぜそのような思考になるのか」について理解する。
[教科書]
何がなぜ看護の情報なのか:薄井坦子著;日本看護協会出版会
科学的看護論第3版:薄井坦子著;日本看護協会出版会
はじめて学ぶ看護過程:古橋洋子;医学書院
ヘンダーソンの基本的看護に関する看護問題リスト第4版:江﨑フサ子著;ヌーヴェルヒロカワ
[参考書・参考資料]
ナーシンググラフィカ基礎看護学2基礎看護技術Ⅰ:松尾ミヨ子著;メディカ出版
[備考]