授業科目 精神看護への招待 科目コード 30460
科目責任者 佐藤 宣隆
1単位
講義
30時間
1学年 後期 専門分野
[授業概要]
現代社会におけるこころの健康問題を、人間の成長発達、生活の場や環境、人間関係との関係性から捉え、精神を病む可能性は誰にでもあることを理解する。また、精神医療・看護の歴史的変遷と関係法規について学習し、対象の理解と精神看護の基本的な考え方や役割について学ぶ。
[学習目標]
1.こころの健康概念と精神看護の役割について理解できる。
2.自らのスティグマに気づき、精神障害者の人権について考えることができる。
3.様々な身体疾患に伴う精神反応に対する看護について理解できる。
4.精神医療の歴史的変遷と関係法規について理解できる。
クラス 回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
A 1 9 25 3 【講義】
1.精神障害についての基本的な考え方
1)こころの健康とは
2)障害のとらえ方
3)対象理解の難しさ
4)こころを脳の構造から理解する
専任教員
佐藤宣隆
A 2 9 25 4 【講義】
2.人間のこころと行動
1)人のこころのさまざまな理解
2)こころと環境
①防衛機制
3.ケア対象者の理解と看護者の役割
1)バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの考え方
2)スティグマと人権
3)多職種連携と看護師の役割
A 3 9 26 3 【講義】
4.こころを病む人の理解①
1)DVD鑑賞(ビューティフルマインド)
A 4 9 26 4 【講義】
こころを病む人の理解②
1)DVD鑑賞後の振り返りとまとめ
<事後課題>
『精神障害者を理解することとは』についてレポートにまとめて提出(A4用紙1枚)
A 5 10 4 3 【講義】
5.人生各期の発達課題:ライフサイクルとメンタルヘルス①
1)ライフサイクル各期における特徴と危機
2)グループ学習による調べ学習
A 6 10 9 1 【講義】
6.人生各期の発達課題:ライフサイクルとメンタルヘルス②
1)グループ学習による調べ学習と制作物の作成
A 7 10 16 1 【講義】
7.人生各期の発達課題:ライフサイクルとメンタルヘルス③
1)グループでのプレゼンテーション
<事後課題>
作成物提出
A 8 10 31 4 【講義】
8.精神医療の歴史と看護
1)精神医療の歴史的変遷
2)日本における法制度の変遷
3)現代の精神保健の動向
A 9 10 31 5 【講義】
9.精神保健関係法規①
1)精神保健福祉法
A 10 11 14 4 【講義】
精神保健関係法規②
1)障害者総合支援法
2)医療観察法
3)自殺対策基本法
A 11 11 15 1 【講義】
10.リエゾン精神看護①
1)リエゾン精神看護とは
2)不眠、不安、抑うつ、怒り
埼玉医療センター
看護部看護師
A 12 11 21 4 【講義】
リエゾン精神看護看護②
1)拒絶・拒否、せん妄、拘禁反応
A 13 11 28 4 【講義】
リエゾン精神看護看護③
1)看護師のメンタルヘルス
2)災害時のメンタルケア
A 14 1 17 3 【講義】
11.現代社会とこころ
1)現代社会の特徴
2)現代社会とこころの問題
専任教員
佐藤宣隆
A 15 1 29 4 【講義】
筆記試験・まとめ


[評価方法]
提出物・レポート40%、筆記試験60%
[履修上の注意]
[教科書]
ナーシング・グラフィカ精神看護学①情緒発達と精神看護の基本:出口禎子編;メディカ出版
ナーシング・グラフィカ精神看護学②精神障害と看護の実践:出口禎子編;メディカ出版
[参考書・参考資料]
[備考]