授業科目 リプロダクティブヘルス 科目コード 30420
科目責任者 加藤 江里子
1単位
講義
15時間
2学年 前期 専門分野
[授業概要]
母性看護学は、生命が健全に創造され育くまれるように、女性と家族の生涯に渡る健康の維持・増進を目的としている。本科目は、女性の権利や健康を守るための概念や法律と女性を取り巻く現状について学び、母性看護学の対象について理解する。
[学習目標]
1.母性看護学の対象の特徴を理解できる。
2.リプロダクティブヘルス・ライツの現状と課題について理解できる。
3.母性を取り巻く環境と課題について理解し、その対策について考えることができる。
4.母性を保護する制度について説明できる。
回数 曜日 時限 授業内容 授業方法 授業計画 授業外学習 担当者
事前学習・事後学習 時間
1 4 8 3

【講義】
1. 授業ガイダンス
2. 母性看護の目的・対象
3. 母性看護の基盤となる概念
1)親になること
2)愛着理論、ボンディング、母子相互作用
4. ヘルスプロモーション
5. リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
【事後学習】
講義復習
1時間 獨協医科大学看護学部
加藤江里子
2 4 11 2
【講義】
6.リプロダクティブ・ヘルスに関する統計
1)人口動態に関する衛生統計
2)家族形態に関する衛生統計
3)性行動・性感染症に関する統計
【事後学習】
講義復習
1時間 専任教員
伏見由紀
3 5 2 2 【講義】
男女共同参画(性別にかかわらず一人一人が尊重され、個性を発揮できる社会を目指すために・・)

デートDV(若い恋人同士で起こるDVなど、お互いを尊重する関係をつくるために・・)
【事後学習】
レポート「男女共同参画支援センターを訪問して学んだことを自分の看護にどう生かすか」
書式、提出期限等は授業内で指示する。
1時間 外部講師
越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」所長 土方 佳
4 5 2 3
【講義】
7. セクシャル・リプロダクティブヘルスに関する法や施策と支援
1)母子保健に関する法律
・母子保健の歴史
・児童福祉法
・母子保健法など
2)女性・就労に関する法律と課題
3)子育て支援に関する制度・施策
4)暴力・虐待の防止に関する法律と支援
【事後学習】
講義復習
1時間 獨協医科大学看護学部
加藤江里子
5 5 23 3 【講義】
8.セクシュアリティとジェンダー
9.ヒトの性分化のメカニズム
10.性意識の発達
11.性別不合もしくは性別違和
【事後学習】
講義復習
1時間 獨協医科大学看護学部
加藤江里子
6 5 30 3 【講義】
12.LGBTQの理解
1)当事者の体験
2)日常生活上の困難
3)医療従事者の関わり
【事後学習】
レポート「本日の講義から学んだこと、感じたこと」
書式、提出日等は授業内で指示する。
1時間 外部講師
虎井まさ衛
7 6 26 3

【講義・演習】
13.リプロダクティブヘルスに関する倫理
【事前学習】
教科書第4章を読み、授業に参加すること。
【事後学習】
演習のリフレクション
1時間 獨協医科大学看護学部
加藤江里子
8 9 12 2

【講義】
筆記試験・解説


[評価方法]
レポート40%、筆記試験60%
[履修上の注意]
臨床看護実践の基礎となる母性看護に関する知識を学習します。日本の現状のみならず、世界のことにも目を向けて主体的に取り組んでください。
レポートの提出期限は厳守すること。
[教科書]
ナーシング・グラフィカ 母性看護学①概論・リプロダクティブヘルスと看護:中込さと子他編;メディカ出版
国民衛生の動向:厚生統計協会編;厚生労働統計協会
[参考書・参考資料]
系統看護学講座専門分野母性看護学1母性看護学概論:森恵美著;医学書院
母子保健の主たる統計;母子衛生研究会
母性の心理社会的側面と看護ケア:新道 幸恵 , 和田 サヨ子著;医学書院
[備考]
当科目においては、医療機関において実務経験を有する看護師(看護師等の資格を有する者)が担当し、実務経験をもとにリアリティある教材や教育手法を用い看護実践の場で活用できる知識や技術を学びます。